古伊万里湧刻文 -Koimari yokokumion-

SOLD OUT

江戸時代・17世紀末～18世紀初に作られた
古伊万里萌黄金襴手荒磯文鉢(２枚目)の図案を元に陽刻用にアレンジした白磁洋食プレート。

-古伊万里萌黄金襴手荒磯文鉢の解説-
縁の四方には、白抜きの唐花文を金彩で上品に描かれ器全体の色調は、明るい緑彩の萌黄地に、金彩と黄色を用いて唐草文を格調高く表現されています。

中国明時代の金襴手に倣い作られたこれらの古伊万里作品は、日本独自の意匠により発展を遂げ、古伊万里金襴手作品の最高傑作まで登りつめた名品です。

古伊万里は、江戸時代約100年間にわたり、東南アジアやヨーロッパに大量に輸出され、
王侯貴族たちをも虜にします。実用品としてのほか、富や権力の象徴として競って邸宅に飾られました。

-狙い-
食文化やライフスタイルの変化と共に
この豪華絢爛な古伊万里様式の食器は比較的”クラシック”と分類されており、昨今では波佐見焼に見られるような釉のみの単色や染付等の装飾の少ない食器が好まれているのも現実です。

ここ有田で生み出す焼き物として、四百年を超える歴史の上に成り立つ付加価値とデザインを吹き込みたいと考えました。
欧州に愛された古伊万里様式の歴史的背景に沿い、洋食プレートとして。
そして文様だけを抽出し、陽刻でモダンに表現しました。

Movie↓
https://vimeo.com/812269379

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