2022/11/05 22:11

 vo.1_2022.11.5 


IWAOです。ブログ的なものを始めてみます。

有田焼の染付に使用する"呉須"を使ったアパレル Sarayama Blue〈 サラヤマブルー 〉が
生まれるまでの経緯・経過を数回に分けて書かせていただきたいと思います。

これまで約8年程デザイナーとして文具メーカーや広告代理店で勤務していましたが
今年の春に窯業を学ぶために故郷有田へ帰郷。

昨今の有田の業況は、外にいても感じる程冷え切っている印象でした。
故郷有田を復活させることは、プロダクトデザイナーの私にとって目を背けてはいけない現実だと感じました。

有田に帰ってきてまず感じたこと。それは

"有田には焼物がある" でなく "有田には焼物しかない" と多くの人が思っていること。

ここにいる以上、良くも悪くもこの400年続いた伝統産業からは逃がれなれないのです。

そこでふと考えました。
私たちは"焼物"を売ろうとしすぎているではないか?
とはいえ、有田焼の魅力や文化を伝える他のキッカケが少なすぎる。

まず初めに目をつけたのが呉須(ゴス)でした。
陶磁器の装飾で最も歴史がありポピュラーな顔料です。

有田で呉須を製造、販売している深海商店の後継者が同級生だったこともあり連絡をとってみました。

彼は
ここ30年の窯業界全体の下火化、原料コストの高騰化の影響をダイレクトに受けてる。
呉須や釉薬もこれまでの用途に固執せず、新しい切り口を見つけていかないといけない。
と教えてくれました。

ここで私は
呉須を使って焼物以外のプロダクトを作ろう!決心しました。

400年もの間、人々を魅了してきたこの青く美しい呉須。
しかし、呉須は陶磁器への加飾にしか使われていないことに気が付きました。
呉須は、筆で描く以外にも転写やスプレーガンでの吹き付けなど、様々な手法で焼物へ加飾されているのは知っていました。

なのですごく単純に、これって生地とかにプリントできないの?
藍染にみたいに生地染めれないの?と考え試作を行うことにしました。

そこからが苦悩の始まりでした.....

次回に続く。